厳島神社のご利益は?神様の由来は?できるだけ易しく解説してみた!

厳島神社

広島湾に浮かぶ小さな島、厳島(通称 宮島
ここは古来より、神の島として敬われてきました。

なかでも人々の信仰を集めてきたのが、厳島神社です。
厳島神社は、背後にそびえる弥山(みせん)とともに世界文化遺産に指定されています。

御本社(ごほんしゃ)客神社(まろうどじんじゃ)といった、国宝
そして海に浮かぶように見える大鳥居国の重要文化財に指定されています。

いずれも貴重な建造物ばかり!
しかし、こんな読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「厳島神社に祀られている神様は、どんな神様なんだろう?」
「どんなご利益があるんだろう?」

かしこぐま
かしこぐま

実はそれらは、私の疑問でした。


このブログに訪れていただきありがとうございます。
管理人のかしこぐまです。
旅行が好きで、(現在はコロナ禍で制限されていますが…)旅行の体験記事を書いています。


厳島神社に祀られている神様のことや、ご利益についてまとめてみました。
今回の記事を書くにあたり、参考にさせていただいた本を紹介します。

國學院大学教授 谷口雅博 監修
「カラー版 一番よくわかる古事記 「神々の系譜」折込み付き」
古事記を、カラーの漫画で紹介。
さらに図やイラストを使って、古事記をまったく知らない人でも理解できるように解説されています!

ココミル 「広島 宮島」
厳島神社の歴史や文化財の説明が、ガイドブックの中でイチバン詳しく紹介されていたと思います!

パワースポット厳島神社!
神社に祀られている神様のことを知れば、参詣がもっと楽しくなるはず!

かしこぐま
かしこぐま

それでは、よろしくお願いします!

※神様の由来や、その物語には諸説あります。
また、馴染みのない方にも理解していただけるように、できるだけ簡単な言葉を選んで書いています。
そのため、事実と推測の区別がわかりにくくなっているかと思いますが、その点はどうかご了承ください。

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目次

厳島神社の神々たち

古来より、神の島と崇められてきた宮島。
その象徴は、やはり厳島神社ですね!

厳島神社は、皇室の安泰や、国家鎮護、また海上の守護神として、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。

ここには日本最古の歴史書といわれる、古事記に登場する神々が祀られています。

それは一体、どんな神様なのでしょうか。

早速お参りするために、中に入ってみたいと思います。
料金は、大人300円高校生200円中小学生100円です。

厳島神社も東廻廊と客神社拝殿・祓殿の屋根のふきかえ工事と、塗装工事が行われているようです。
こちらは、公式ホームページによれば令和4年12月に終了予定とのことです。

【国宝】客神社本殿(まろうどじんじゃほんでん)

改装工事の幕のため、少し薄暗くなった通路を1分ほど進むと、左手に現れるのが客神社本殿(まろうどじんじゃほんでん)です。

この客神社本殿には、五柱の男神が祀られています。

  • 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
  • 天之菩比能命(あめのほひのみこと)
  • 天津日子根命(あまつひこねのみこと)
  • 活津日子根命(いくつひこねのみこと)
  • 熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)

客神(まろうどがみ)とは、神社に祀られている神様のお客様(の神様)のこと
つまり、この本殿に祀られている神様の、ご招待を受け厳島神社にやってきた神様ということですね。

なかでも、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)は稲穂の神、農業神として知られています。
名前の中にも「穂」の文字が入っていますね。
忍穂」には「多くの穂」という意味があり、「耳」には「神霊」を意味する「ミ」を重ねた敬称といわれています。

日本のお米がおいしいのは、この神様のおかげかもしれません。

かしこぐま
かしこぐま

毎日のおいしいご飯を、ありがとうございます!

【国宝】厳島神社本殿(いつくしまじんじゃほんでん)

客神社本殿から、東回廊を進みます。
ここは、柱やハリが朱色で美しく色付けされていて、平安時代にタイムスリップをしたかのよう!

東回廊

東回廊をみちなりに進むと、国宝・厳島神社本殿(いつくしまじんじゃほんでん)にたどり着きます。
私たちが到着した時間は11時前。ちょうど、ご祈祷が終わったところでした。

この場所には、三柱の女神が祀られています。

  • 多紀理毘売命(たきりびめのみこと)
  • 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
  • 多岐都比売命(たきつひめのみこと)

この三柱の女神は、美しい3姉妹の神様で、宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれています。
そして、こんなご利益があるとされています。

  • 交通や航海の安全
  • 大漁(豊漁)
  • 商売繁盛
  • 金運や、財運の向上
  • 芸能上達(美術や芸事、演芸などの上達)
  • 国家安泰

宗像三女神は、天照大御神(あまてらすおほみかみ)から、「歴代天皇をお助けすれば、歴代天皇が祀るでしょう」と、神勅を受けます。
つまり、皇室をお守りする神様!そして、皇室によって大切に祀られている神様!
こういったことから、国家安泰のご利益があるとされてるんですね!

また、交通や航海の安全のご利益があるのは、宗像三女神が降り立った地が関係しているのかもしれません。

天照大御神(あまてらすおほみかみ)から神勅を受けた宗像三女神ですが、降り立ったのは、世界遺産の宗像大社(福岡県宗像市)です。
なぜ、福岡県宗像市なのかというと、宗像市は朝鮮半島からも近く、日本における最初の国際港と言われています
当時は、もちろん飛行機などありませんから、外国と貿易や外交を行うためには、島伝いに海を渡らねばなりません。
「歴代天皇をお助けする」というのは、天皇の使いであるの勅使の航海を安全に行わせるということなのかもしれませんね!

そういったことから、海の航海や、交通などをお守りする神様と考えられているのでしょう!

また宗像三女神のご利益に、金運や財運などの向上が含まれているのは、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)が、七福神の弁財天と同一視されているから。
弁財天は、金運アップに商売繁盛、そして音楽や知恵の徳がある神様として知られていますよね!

かしこぐま
かしこぐま

厳島神社は、農業に漁業、そして商売繁盛や技能や芸術の向上と、あらゆるご利益を受けることができる、ありがたすぎる神社なのですね!

宗像三女神と五柱の男神は、天照大御神と須佐之男命の誓約によって誕生しました。

もっと厳島神社の神様について知りたいという方は、こちらのブログもご覧ください↓↓
知ればもっと楽しめる!? 厳島神社に祀られる神々の誕生秘話

大国神社(だいこくじんじゃ)

本殿をすぎ経路にそって進むと、つきあたりに大国神社があります。
ここに祀られているのは、大国主命(おおくにぬしのみこと)。

大国主命は、出雲大社に祭られている神様として知られ、稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)のお話で有名ですね。

現在の鳥取県東部にあたる稲羽で、ワニ(鮫)に傷つけられた兎を助けた大穴牟遅(おほなむじ、のちの大国主命)は、うさぎから「豪族の娘から求婚されるだろう」と予言を受けます。

実は大穴牟遅はこの時、兄弟がこの娘に求婚に向かうため、同行している最中でした。
だれも大穴牟遅が、娘に選ばれるとは思っていなかった。
しかし、うさぎの予言は、見事的中。
このうさぎは、神の使いのうさぎ、兎神(うさぎがみ)だったのです。

大国主命は、その後も多くの女性を妻としたことでしられる神様で、現在は縁結びの神様として信仰されています。

また、「一番よくわかる古事記」によれば、この大国主命は、七福神の大黒天(だいこくてん)と同一視されることも多いでそうです。

かしこぐま
かしこぐま

弁財天に、大黒天と本当に豪華な神社!

【重要文化財】天神社(てんじんじゃ)

大国神社のすぐ隣には、学問の神様が祀られている天神社があります。
戦国大名 毛利元就の長男である隆元の寄進によって、1556年に建てられた神社で、室町時代の建築を今に伝える貴重な建物。
国の重要文化財に指定されています。

祀られているのは、学問の神として信仰されている菅原道真です。

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世界文化遺産としての厳島神社

さてさて。
せっかく世界遺産に来たのなら、厳島神社の歴史についても知りたいもの。
なぜなら厳島神社の建造物とその歴史は、将来に残すべき遺産として、世界に認められているのですから。

厳島神社が最初に建てられたのは、今から約1400年前の593年。
推古天皇が即位した年です。

現在の広島県の西半部の地域にあたる安芸国(あきのくに)の豪族、佐伯鞍職(さえきのくらもと)によって造られました。

その後、仁安3年(1168年)、安芸守となった平清盛(たいらのきよもり)が、厳島神社を修造します。

もともと平清盛は、厳島神社をあつく信仰していたそうな。
その後、武士として初めて太政大臣となる大出世を果たします。

かしこぐま
かしこぐま

厳島神社のご利益でしょうか!?すごい!

厳島神社の大改築に乗り出した平清盛は、鳥居を建て替え、貴族の住宅様式である寝殿造を取り入れた優美な社殿、そして回廊を造りました。

背後にそびえる弥山(みせん)と、海の上に建つ御社殿の姿は、自然を敬い、調和するように生きてきた日本人の美意識を感じることができます。

こちらは、国の重要文化財に指定されている“反橋(そりばし)”

その名の通り、見事にそりかえった橋です。
天皇の使いである勅使が参拝する際に渡ったことから、“勅使橋”とも呼ばれているそうです。

朱色の欄干からも威厳が伝わってきますね。
この厳島神社には、多くの皇族や貴族が参詣してきました。

これだけさまざまな神様が祀られているのですから、厳島神社がパワースポットとして信仰されているのも納得できます。
そして過去の繁栄を伝える美しい造りからも、歴史の重みを感じることができる神社でした。

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厳島神社の周りにあるお寺や神社

さあさあ、まだまだパワースポット厳島神社巡りは終わりません。
参詣経路の出口をでると周りには、厳島神社の修繕を担ってきたお寺などがあります。
こちらもすごく賑わっているので、ぜひ行ってみてください!

大願寺(だいがんじ)

大願寺は、明治維新まで厳島神社の修繕や造営を行なってきたお寺です。
このお寺の秘仏は、七福神の一柱である弁財天。
この地で修行した、弘法大師である空海が作ったとされています。

弁財天は秘仏ですので、普段は見ることはできません。
護摩堂で見ることができるのが、総白壇の不動明王です。

残念ながら撮影禁止になっていたため、ここに載せることはできませんでしたが、悪を払うかのように大きく開かれた目や口が圧倒的ですごい迫力でした。

豊国神社(千畳閣)と五重塔

豊国神社は、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が健立しました。
広さは、約857畳。260坪ほどの広さです!
千畳閣と呼ばれ、親しまれています。

そして、そのそばには応永14年(1407)に建てられた高さ27mの五重塔がそびえ立っています。

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まとめ「修復が終わったらまた行ってみたい!」

いかがでしたでしょうか。

私は神社に行くたびに思うのは、「ここにはどんな神様が祀られているんだろう」ということです。
何も知らずに、自分のお願いを一方的にするのも、なんだか申し訳ないような気がしてしまいまして。。。

そしてその神様を知ることは、先人たちから脈々と続いてきた願いや想いを知ることでもあると思います。

今回は残念ながら、1400年前からあるという厳島神社の全体像を拝むことはできませんでしたが、この地は、何千年も前から人々が祈りを捧げてきた場所です。

そう考えただけでも、ロマンを感じ身震いします!

神社やお寺をご利益という点で認識するのもよいですが、歴史や伝説といった線でみていくとより面白い神社参りができるのではないかなと思ったりしました。

この記事が、少しでも読者の方々のお役に立てると光栄です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

かしこぐま
かしこぐま

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